挑戦状を受け取ってしまいました
気付きたかったとか、勘が良くて勘付きましたというのであれば多少格好もつくんですが、妻の浮気相手から浮気をしているというアピールをされたことで気付き、挑戦状ともとれるものを受け取った、あまり誇れる話ではない話です。本当に細かいことになるんですが、自宅のトイレでは蓋をするということを基本としていて、私か妻のどちらかが忘れないことには蓋が開いていることはなく、お互いの友人を招き入れるということもしないので蓋は基本的に閉じているという日常だったんですが、ある時期から、私が帰宅するとトイレの蓋が開いていることが増えました。
この時点でおかしいなとは思っていたんですが、ある日自宅に帰宅していつものように部屋着に着替えようとすると、着替える場所にわざわざ私が吸わない煙草が置いてありました。妻も私も煙草を吸うんですが同じ銘柄のものを吸っているので違う煙草があることはおかしいですし、いよいよ妻の浮気を知ることになったわけですが、驚いたのは相手の男が故意に証拠を残して知らせてきた節があることです。妻と話し合いを持つ前に、探偵に依頼して証拠をしっかりと集めてもらいました。事情を話すと浮気相手の男性から証拠を残されるのは割と珍しい案件と言われたんですが、そんなことは私には嬉しいことでもなんでもなく、複雑な心境でした。
証拠を集め終わり、浮気が確定した上に今後の話し合いでも有利に進められるという立場になってから、妻と話し合いの場をもったんですが、浮気がわかった経緯や男性の行動を聞いた妻が一番驚き、顔面蒼白になっていました。どうやら妻は火遊びで、私とは別れるつもりもなかったということで浮気相手の男性もそこにイライラして存在を誇示し、私との関係を壊そうとしていたようです。結果として一番悪いことをしていたのは妻であるという結論に至ったので離婚に向けての話し合いになり、縋り付く妻を振り切って離婚しました。挑戦状を出してきた相手とはどうなったのかというのは、私の窺い知らないところです。